【ウァレリアヌス】言えない【ヘタリア】 ページ3
彼女はペルシアに住むシャープール１世の娘。皇帝の娘であるが特にこれといって珍しいことは無い。ただ、皇帝の娘であるだけ。他人とあんま変わらない。朝起きて、ご飯食べて、ぼーっとして、勉強して、ご飯食べて、寝る。これを何回も何回も繰り返す。
そんな中だった。
「…ペダル…なによ…それ」(※ペダル＝父)
「おお！A見てくれないか！戦に勝って捕まえてきたのだ！」
「捕まえたって…その人を…？」
「うむ」
"本当だったんだ"
風の噂できいた事だが。皇帝が戦に勝ち相手の国の皇帝を捕まえてきた。そういう小話を耳に挟んだ。たんに噂に過ぎないって思っていたがまさか本当だったとは。そういう事もあるもんだなと考えさせられた。
改めて捕まった相手国の皇帝を見ると眉が下がっていて不安そうな表情をしている。それもそうだろう。最近まで皇帝だったのがどれいになるなんてしかも異国だ。不安しかないだろうに。
「大変ね、元皇帝さん」
「…」
「私はA。貴方は？」
「…ウァレリアヌス….」
「そ、よろしく」
それから月日がたった。元皇帝もここの暮らしに慣れてきた様子。彼女とウァレリアヌスは父のおかげで殆ど毎日のように会っては話して。そのせいか、あってから少ししかたっていないが、だいぶ仲良くなっていた。それから少しづつ彼女はウァレリアヌスの事を意識していった。ただの友達から先に行った関係になりたいいつしかそう思うようになっていた。
「ねぇ、ウァレリアヌス。貴方、もうここに定住してしまえば？気に入ってんでしょ、この暮らし」
「それもいいな、こんな老いぼれ帰ったところできっと誰も迎え入れてはくれん」
「じゃこのまま住めばいい！住む場所も提供してやれるぞ」
彼女はため息を吐く。
なんでいつもいるんだろう。まぁ、手をずっと繋いでいるわけだしいないとおかしいって言うか大の大人２人が四六時中ずっと一緒にいるのもいかがなものか。
彼女はウァレリアヌスと2人で会話をしてみたい。2人っきりで。
その場を後にし、部屋に戻る。
「…あんなんじゃ好きだなんて言えやしないわ」
【ゴティクス】来世も【ヘタリア】→←【基山ヒロト】もしかして【イナイレ】2
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
打楽器屋(プロフ) - 光華さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ (2020年9月15日 8時) (
レス) id: e2be3355c2 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 土方さん格好いい！！！ (2020年9月13日 19時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
打楽器屋(プロフ) - 香織さん» こちらこそリクありがとうございました(*´ω`*)これからも続けて頑張ります！ (2016年6月20日 22時) (レス) id: 87848b158f (このIDを非表示/違反報告)
香織 - やばい！可愛いよウァレリアヌス..罪だね←ありがとうございました！ (2016年6月20日 19時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
香織 - ありがとうございます！ (2016年6月18日 1時) (レス) id: 54fa6b7b00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：打楽器屋 | 作成日時：2016年6月16日 0時
