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「お前の相手は俺だ!」
聞こえてきた彼の声に燕青は上を向いた。Dボードから飛び降り、燕青の隣に並ぶPlay makar。ロンリーブレイヴは本物のPlay makarに会えたことに更に興奮を抑えきれない様で、花を飛ばして彼を熱烈に見つめている。Play makarは敵を見つめたまま、燕青に話しかける。
「怪我はないか燕青」
「見ての通りさ。思ったより、来るのが早くて助かった、ってところ」
「後は任せろ」
燕青とPlay makarの話が終わったあと、ロンリーブレイヴは興奮気味に彼に喋りかける。荷が重すぎた、そう言ってサイバース・ウィザードのカードを手渡すロンリーブレイヴ。それを受け取るPlay makarに燕青は考える。やはり、こうして何も無く返してくる辺り、ロンリーブレイヴ自体は嵌められたと考えるのが妥当。サイバース・ウィザードを見つめた先、カード内から現れたサイバース・ウィザードが燕青の周りを飛び、後ろから抱きつく。あぁ、やっぱり今日も絶好調じゃないですか…。燕青は困り気味にサイバース・ウィザードを心の中で慰めると、彼は満足したようにカードの中に帰っていった。どうやら彼自身は何事も無かったらしい。燕青はその事に安堵した。
「燕青」
「大丈夫、そのカードはしっかり君のだよ。サイバース・ウィザードも無事だって」
「そうか。…お前がアナザー事件の首謀者最後の一人か?」
サイバース・ウィザードの確認を燕青に取ると、Play makarはファウストを睨む。ファウストは何も言わないが、そうだと言わんばかりにPlay makarを睨み返していた。Play makarは手の込んだことをしてくれたな、と更に真相を問い詰める。
「俺のカードデータを盗んで、ブレイヴマックスに渡すとは」
「え〜っ!?」
「君のカードを盗んだ?何のことだ?」
怪訝な顔付きでPlay makarにガンを飛ばすファウスト。Play makarは明らかに動揺しているがその横、燕青はその場を冷静に見つめていた。
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遊真 - これから主人公がどうなっていくのかが凄く気になります!これからも頑張ってください! (2019年8月14日 16時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - しゅりんぷさんの作品、早く読みたいです! (2019年8月6日 23時) (レス) id: cfdd277789 (このIDを非表示/違反報告)
篝月(プロフ) - 初めから読んだので、続きが凄く気になります! (2019年5月24日 23時) (レス) id: 7982b0814b (このIDを非表示/違反報告)
しゅりんぷ(プロフ) - 白哉さん» コメントありがとうございます。ソウルバーナーいいですよね。いつか二人も出せるようにしたいなとは思っております。それまでどうかこの小説とお付き合い願えたら嬉しいです。 (2019年4月1日 1時) (レス) id: a80e55b6ef (このIDを非表示/違反報告)
白哉 - できたら穂村尊とフレイム(ソウルバーナー)を出してほしいです。 (2019年1月20日 17時) (レス) id: 8418d83dca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅりんぷ | 作成日時:2017年12月13日 0時