【青葉城西】狂った頭にメスを入れましょう【悪女主】

７話 ページ9

朝練も終わり、授業はほぼ春川さんのことで
あっという間に部活の時間になった。


色々考えてみたんだけど…

思いつかないんだよね〜



まあ、春川さんが仕掛けてくるまで待つことにする。


て言うか、正直自分から仕掛けちゃうとリスクが多いんだよ…



私、本性は誰にも見せたくないの

…例えそれがターゲットでも


スリルは大好きだけど、リスクは嫌いなんだよね〜

わがままなんてわかってるけど、全ては愚かなターゲットがわるいんだよ？

私にリスクを侵さざるおえないくらいの頭があったらよかったのにね？



美「す、すみませぇん！遅れましたぁ！」

あら、お姫様の登場だね？


走ってきた様子はない…か


岩「なんで遅れたんだ？」

岩泉が女子に怒ってるなんて、昨日一日で何したのって話だよね


美「はじめ先輩！実はぁ、委員会があってぇ」

嘘は駄目だよ？

今日は委員会なんてないのに


岩「そうか…次遅れる時は言ってくれるか？」


…ねえ、どうする？

岩泉は怒ってるし、これは春川さんが100%悪いよ？

ねぇ、変なことなんて言わないでね？


美「心配してくれたんですね、はじめ先輩ッ！美子、嬉しいですぅ」

…え

岩「お、おう」

…さすがに引く。



え、なんかドヤ顔してる…

心配してしてくれてる〜みたいな？

ほんっと、春川さんって面白い！あーあ、たまにこんな子がいるから止められないよねぇ

いっつも予想外なことやってくれちゃって


岩泉を黙らせるなんて逆に才能あるんじゃない？


まず、遅れるなんてマネ失格だね


何も分かってない春川さんに教えてあげるよ




世の中そんなに甘くないのよ。

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