遠くの街としあわせと・・４(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(４)

＝どきどき・１０＝ ページ11

「まったくっっ。」

健ちゃん先生は、「はぁぁ〜〜。」ってためいきー。


大ちゃんは、バタバタ走って

侑李の前にきてね、二カッと元気にー

「なぁ、侑李。教室戻ろうぜっ。
　迎えにきたんだっ。なぁー圭人もっ。」

「うん、そぅだねぇ。大ちゃん。
　もどろー圭人。」

「うん。侑李ちゃん、大ちゃん。」


また３人で、きゅって仲良く手をつないでー

お教室もどりまーす。

「じゃあね、健ちゃんせんせぃー。」

「ああ、ありがとうね。侑李ちゃん。」

「んふふ〜♪」



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放課後はねー、元気に３人で

仲良く、楽しく帰りま〜す。

手をつないで、らんらんら〜ん♪



大ちゃんと圭人がね、

侑李のお顔を覗きこんで言うの。

２人でお声あわせてねー。

「「ねぇーあのさぁ〜。侑李(ちゃん。)」」



「ん〜〜、なぁに？」



圭人がね、にっこししてー

「あのね、侑李ちゃん。
　大ちゃんと相談したんだけどね。」


「ぅん？」


「お祖父さん帰ってしまって、侑李ちゃん寂しいって
　言ってたでしょ。・・だからさ、今度の土日に
　お泊り会しない？」


「おとまり・かぃ？・・侑李んちで？」


「んーっと。それはまだ、決まって無くて・・
　多分ウチは、お店があるから・・ちょっと
　難しいかもしれないんだけどー。でもね、
　大ちゃんが、大ちゃん家でって言ってくれて
　・・ね、大ちゃん。」

「おぅっ。っと、ただまだ、母ちゃんのОＫが
　でてねぇーから。ん〜〜。今日帰ったら
　母ちゃんに聞いて、２人に電話すんなっ！！」




侑李は、うれしくってー

にっこし、うきうき言うの。

「うんっ。わぁ〜い、すっごく楽しそうー。
　んー、そういえばぁお家でお泊りしたことないねっ。
　お泊りもー、保育園のお泊り会いらいだぁ〜。
　んふふ〜。たのしみっっ。」



「おぅっ。おれも楽しみだぜっ、侑李っ。」


「ふふ。僕も。
　大ちゃんのお母さん許してくれるといいなぁ。」



侑李は、２人のお顔を

くるくるみてね


「ねっ。」って言ったの。


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学校から帰ってー。

侑李は、ままと２人で

リビングのソファでおやつ食べて〜。

(あ。今日は、しゅくだいないのよー。)


「まま、ごちそーさまでしたぁ。
　おいしかったぁ〜。」

「はーい。おそまつさまでしたー。
　んふふ。」

「まま、侑李ねぇ〜。くれーぷ、だいすきぃ〜。」

「あ〜。ままも、クレープ好きよー。」

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