遠くの街としあわせと・・３(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(３)

＝ほほ・２＝ ページ36

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「はぁ―――――。
　ごめんなさい、お父さん、お母さん。」



お店を閉めて、リビングで夜ごはんを食べ終え

僕は箸を置いて、２人に謝る。



僕はしょんぼりとして

「僕、失敗しちゃって・・。
　２回も、お水零して・・２回もオーダー
　ミスしちゃって・・。」



お母さんは、ケタケタと笑って

「けいと〜。そんなの失敗の内に入らないぞぉ。
　宏太なんて、そんな事言ったら日常茶飯事じゃん。
　なぁ、宏太。」


「おおっ、そうだぞっ、圭人っ。
　いつもよくやってくれてるんだ。
　あんな事、失敗じゃないって、な？
　元気出せよ、圭人。」



「ん・・ぅ、ぅん。でも。」





お父さんは、僕の背中をポンポンして

「気にしないっ。気にしないっ。
　俺も気にしてないぞっ。」

ってお父さんが二カッと笑うと・・



お母さんのチョップが、

お父さんのオデコにヒットして

「おいっ、宏太っ。
　お前はもっと気にしろっっ。まったくっ。」



「へ〜い。」ってふざけるお父さんに

お母さんは「はぁ〜〜。」ってため息。



僕は、２人のやり取りが楽しくって

クスクス笑ってしまう。

「ふふふ〜。」



お父さんが、「ふぅ。」って息を吐いて

「よかった、圭人が笑った。
　な、光。」


「ふふ。ホント、笑ったな。
　よ〜かったっ。」



「お父さん・・お母さん・・。」



お父さんが、僕の髪をくしゃって撫でて

「どーした？何か今日・・少しポワンっと
　してたけど・・。疲れてた？熱あった・・？？」

って、お父さんが僕のオデコに手を当てる。




ぐっ。お父さん・・なかなか鋭いなぁ。

僕は、ニッコリと笑って

「んーん。何でもないよ。熱は無いし・・。
　ん〜、あ。たぶん今日の体育が少しハード
　だったんだ〜。それでかもしれない。」



「そっかっ。」


「うん。えーっと・・ごちそうさま。
　僕、歯磨きして、もう寝るね。
　おやすみなさい、お父さんお母さん。」



「「ああ。おやすみ、圭人っっ。」」



あっ、声揃ってる。

お父さんお母さん・・仲良し、ラブラブだ。

＝ほほ・３＝→←おまけ『圭人の恋して、ちゅー。』＝ほほ・１＝

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