遠くの街としあわせと・・３(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(３)

＝らぶらぶ・１３＝ ページ13

「そうだね。侑李ちゃんのお父さんも
　言ってたもんね、侑李ちゃんの事大好きな人って。
　ん〜でも大ちゃん。」


「ん〜。何、圭人。」


「おじいさんは、侑李ちゃんの家族だから
　恋人にはなれないよ？いくら大好きでも。」


「あっっ。そっか、そーだよなっ。
　そっか、よかったぁ〜、ホッとしたぜっ。
　侑李のじぃちゃん強そーだからさ、
　おれ、びびったぜっ。」




侑李は、２人のお話しを

きょろきょろしながら聞いて・・

侑李、ちょっぴしかんがえてー


「んー、こぃびとぉ・・？」



圭人が、「うん。」って頷いて

侑李をジッと見てね、優しく言うの。

「そうだよ、侑李ちゃん。
　こ・い・び・と。好きどうし。」



「すきど・うしぃ・・。
　んっと、ぱぱとままは？」


「お父さんとお母さんは、
　恋人になって、結婚してー
　今は、夫夫(ふうふ)だよ。」


「ふうふぅ・・。
　んー。こいびとは、ちゅーする？
　らぶらぶぅ？」


「うん、するよ。
　ドキドキしてラブラブして
　ちゅーするんだよ。侑李ちゃん。」




「そぅなんだぁ・・。」



ん〜〜。そーかぁ。

ぱぱが朝言ってたの。好きのきもち。

どきどきしてー、らぶらぶでー

ちゅぅーしたぃって思う・・好きのきもちぃ。




「ん〜〜〜。」ってまた考えてると



大ちゃんと圭人が

まんなかに座った侑李のお顔覗きこんでね

言うの・・いうのよ。





大ちゃんが・・

「侑李、どーした？ボーっとして。ふふ。
　そんなボーっとした顔も可愛いなっ。
　侑李はさっ。」



＿＿＿＿とくん。





圭人が・・

「侑李ちゃんのボンヤリした顔も可愛いし
　笑顔も素敵だよ。・・僕はね侑李ちゃん。
　侑李ちゃんの可愛い笑顔が好きだよ。」



＿＿＿とくん。





あ。また・・。

また、お胸が・・とくん。ってじゃんぷする。





侑李は、お胸を両手でおさえてね・・いうの。


「ねぇえ・・２人ともぉ。
　侑李ね・・お胸がとくん。ってじゃんぷするの。
　大ちゃんの笑顔とか、圭人の笑顔とか・・
　かわいいって、すきだよって言われるとぉ・・
　侑李、お胸がね・・びっくししちゃうのっ。」




圭人がね、優しくやさしく笑ってね

「ふふ。侑李ちゃんは、僕達に
　ドキドキしてくれてるんだ。ふふ・・。
　嬉しいなぁ。ね、大ちゃん。」

「ホントか？！
　侑李、おれ達に、ドキドキして
　好きでいてくれてるのかっっ？！」

「・・どきどきぃ？・・すきぃ・・？」

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