遠くの街としあわせと・・３(ＪＵMＰｘＪＵMＰ)街シリーズ(３)

＝らぶらぶ・２＝ ページ2

「侑李、いいこ〜。えらいなぁ。
　ふふ、じゃ、侑李朝ごはん食べよう？」


「ん。」


「はい、手つないで、リビングに
　行きましよ〜。しゅっぱ〜つ。」


「はーい、ままっ。」



細くって真っ白なキレイな

ままの手を、みぎ手できゅっとつかんで

ひだり手で、さとちゃんをぎゅっと

抱きかかえて〜、ままとお部屋を出ます。




パタンとドアを閉めて、ままが

「今日帰ったら、
　けいちゃんごっこしようね。ゆーりっ。」


「ぅんっ。しよ〜。たのしみっ。」




にこにこ。うふうふ。ままと階段をおりて

リビングのドア開けるの。

ママがニッコリして

「リビングに到着〜。
　侑李、ぱぱにごあいさつしてー。」


「はーい。」



パタパタとリビングのソファに走っていって

ランドセルをソファのはじっこに置いてから〜




ソファで、うとうと。してるぱぱのお顔

じ―――っと見るの。



じ――――っと・・うっとりとお顔見て

侑李は、ほぅ。ってためいきぃ。



つい、侑李はつぶやくのよ。

「ぱぱの寝てるお顔・・かっこいーの。」




ままがクスクス笑いながら近付いて

「ふふふ・・。雄也さんったら、うたた寝してる。
　・・昨日夜、遅かったからかなぁ・・。
　ふふ・・ねぇ、侑李。」


「なーに、まま。」


「んふふ。侑李とままで、
　ちゅーして起こしてあげようか。ぱぱの事。」


「んっ。」


「じゃあ、侑李はホッペにしてね。
　ままは〜。」

って、ままはぱぱに近付いてしゃがんで

お鼻を指さして

「鼻先にちゅってするから・・せーの。」



ままと侑李が、ぱぱにちゅって、ちゅーすると・・



「ん・・。んぁ？」って、

ぱぱが寝ぼけまなこで起きて

「・・あれ？俺今・・寝てたな・・。
　ふふ・・２人のお姫様に、かわいーキスで
　起こしてもらって・・俺、朝からしあわせだわ。」



「「んふふ〜。」」



ままと侑李が笑ってるとぱぱが

手をひろげてね・・いうのよ。

「なぁ、侑李。
　ぱぱとままで、朝のぎゅぅーしていいか？」


「ぅんっ。ぱぱ、まま、ぎゅぅーして。」



侑李は、ぱぱの強くて優しいちからでぎゅぅ。

ままの柔らかくて可愛いちからでぎゅぅ。

ぎゅぅぅって、してもらうの。




ままがぎゅーしながら

楽しそうに笑って


「ふふ。じゃ、朝ごはん食べましょ〜。」



「はーい。」って侑李、いいおへんじー。

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