=太陽・8= ページ40
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次の日、車で・・
少し離れた街の、
海が良く見える山の高台にある墓地に行った。
広い芝生の墓地の敷地内を
3人で静かに歩いて行く・・・。
一番見晴らしのいい場所、
海が遠くまで見渡せて墓石の横には
大きな樹が植わっていって
寂しくない様にって・・
あの子が寂しくない様にって___
その場所を選んだ。
なだらかな坂を、俯いて歩いて
先に歩いていた大貴が
「母ちゃんっ。父ちゃんっ。」
って呼んで_____。
パッとオレは、顔を上げた・・
坂を上がり切って、
あの子の墓石が少し遠くに見えていた
オレは・・言葉を失った_____。
「__________っっ。」
いままで、この時期に来た事がなかった・・。
あの時を、思い出してしまうから__
逃げてたんだ・・逃げてたんだよ、オレ。
後悔に押し潰されそうだったんだ・・
だから・・ごめん、ごめんね。
来る事が・・出来なかったの。
喉の奥が苦しくって・・
胸元を押さえて墓石に近付いて行く_____。
墓石の横に植わった、
驚く程大きな大きな・・ハナミズキの樹。
白く綺麗な花が、たくさん。たくさん。
誇らしげに咲いていた________。
「綺麗だ____。」
ヒリヒリと痛い喉の奥から
声を絞り出して呟き
ゆっくりと近付いて
墓石と大きな樹の前に立つ。
墓石を見つめてから、
空を仰ぎながら樹をゆっくりと眺めた。
後ろから大貴が、
オレの服をツンッと引っ張って
「母ちゃんっ、しーちゃんがね___。」
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やぶひかとりんとりんけとちね信者(プロフ) - ゆうりくんなのにゆうりちゃん???んんん、わかんない。。 (2017年12月28日 21時) (レス) id: 1e0af25aaf (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 藤ヶ谷絢乃さん» うふふ。がんばれ〜〜〜ぃ。 (2017年8月1日 17時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» もぉっ。可愛いって言うほうが、可愛いんだよっ。んふふ。こっちは雨が降ってますよ〜。 (2017年8月1日 17時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷絢乃(プロフ) - あひる☆さん» レス付け忘れた…。笑 (2017年8月1日 17時) (レス) id: 806d90f8ef (このIDを非表示/違反報告)
藤ヶ谷絢乃(プロフ) - 頑張る〜! (2017年8月1日 17時) (レス) id: 806d90f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年6月26日 12時