哀しいkiss 2

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太輔side

部屋着にしてるTシャツに手を掛けて
その身体をゆっくり持ち上げてく


次第に視野に入ってくる真っ白なキャミソール
そして
その隙間から見えた白いブラ


ライブでさ、下着は紺！
なんて言い放ってるのに
ちらっと見えた飾り気のない白いシンプルなブラにキュンが止まらない




結局、Aなんだ
色や形や、その人を包むものなんて関係ない

Aが、好きなんだ





万歳させて脱…がして
キャミソールにデニムになったA



下も脱…がしていい？




両手で顔を隠してるA
指の隙間から見える頬は真っ赤





でも、嫌がる様子はない





滑らかなキャミソールの上、指を滑らせ
そして…デニムのボタンを、外す





「…！」


きゅ、っと身体を竦めたA





太「いい？」

無粋だと思いながらも、聞かずにはいられない

大丈夫？
泣いてない？






こくん、と顔を隠したまま頷いたA





「…大……丈夫」





大丈夫じゃなさそうって、わかってるけど
もう…止めらんないから




デニムのウエストから右手を差しこんで
ゆっくり滑らすと、柔らかな太ももに触れた




ここも…初めて触れる場所






デニムは、細い足から容易に脱…がされ
ベッドには、キャミソールと、純白のショーツを
つけたAが横たわった







太「綺麗…」


細くて傷一つない足と、華奢な腕
顔を覆ったその腕には、二人を結びつけた時に
出来た傷の跡
キャミソールに覆われた括れた肢…体



これが、俺のものになる…




膝立ちして、髪の先から、足先まで
舐…めるように見つめて、その姿を目に焼き付ける






「…太輔…や、」



？



「あんまり見ないで…」






太「どうして？綺麗だよ…」






「や、なの…」


「私…、他の女の子みたいなお手入れしてない…」






？
それって、脱毛とか







「そういうのよくわからなくて…」






「だから…」






わざわざそんな事、言わなくていいのに
そんな事、気にしないのに






「…電気ももっと…暗くして…」





「や、なの…」





そこまで言われて、改めて身体を見ると
寝室のライトに照らさた身体の産毛がキラキラ光ってる



産毛は好きだけど…
身体のって意識したことなかったな



生まれたまんまだと
こんな風に身体中も光るんだ






堪らない高揚感が、沸き起こる



男は勿論、Aにも
誰にも触られてない、触れられてないもの、身体が
ここにある…

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