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哀しいkiss 24 ページ41

「裕…太…」


恥じらっていた表情はいつの間にか消えて
優しく俺を見つめてるA







「裕太の気持ち…嬉しい…」






「だから…」














ついさっきまで、シーツを握りしめていた細い指先が、俺の頬を包んだ






「キスしよ…」


頬を包んだ指先が首に回り、そのまま後頭部を
掴んだ






「キス…して…」





蕩…けるような眼と…赧らんだ頬




その眼、その頬…そして、間接照明を受けて
艶っぽく光る唇は…明らかに俺を欲してる







裕「キスだけ?」






「…?」






裕「キスだけでいいの?」







「……」






裕「もっと…欲しんじゃないの?」






俺が…欲しんでしょ?






今まで、いつもAは受け身だった





愛し合う時もどこか遠慮がちで、自分で自分に
ブレーキをかけてるように見えた

太輔への罪悪感…贖…罪
或いは、未だに残る太輔への想いのせいだったのかも知れない





でも…今は違う


瞳も、頬も、唇も…
薄ピンク色に紅潮した身体も…
後頭部に回した指先さえも俺を求めてる







「裕太…」






縋るような瞳




半開きの唇




そうだよね?

今この時のAは、昨日までとは違う






俺を…欲しくて…欲しくて我慢出来ないんでしょ?







.







.







「早く…」






「お願い…」






懇願するその顔は、初めてみる顔だね

俺を欲して渇望する顔







その時俺は、さっきの光景を思い出した

Aの秘…所から、溢れて落ちる蜜
てらてら光る蜜




今も、アソコから蜜が溢れてるんだろうか





真っ暗なソコから、泉のように湧いてくる蜜が
チロチロと、割れ目に沿って流れ落ちる






そんな光景が目に浮かんだ







裕「ひとつになろ?」






.







.







Aを無理矢理抱いてから…半年




やっと、本当にひとつになれそうな気がした

その瞳が、本当に俺を見つめてる気がした








裕「俺たち…」







裕「やっと、ひとつになれるよね…」

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設定タグ:キスマイ , 玉森 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年5月25日 18時

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