哀しいkiss 23 ページ40
裕「ほら…」
口の周りにへばりついたAの蜜を、
手の甲で拭い取りながら、身体を擡げた
指先に絡んだ光る蜜
寝室の間接照明に照らされて妖しく光ってる
裕「Aの…蜜…」
羞恥心と怒りで、今にも泣き出しそうな顔で俺を見つめてるA
「…意地…悪….」
「裕太の意地悪….」
裕「何で?意地悪でこんなことしないよ…」
.
.
裕「…ただ…嬉しいだけ」
Aの初めての場所を愛せて
そして…俺の愛…撫にAが、反応して…
こんなに綺麗な愛の証見せてくれて…
Aが、感じた証拠でしょ?
裕「すげー幸せ…」
Aを抱きしめて、愛を確かめようとして手を伸ばした
「.……や、」
?
「やだ」
裕「?」
「裕太、手…拭いて…」
「手…」
ベッドサイドにあるテーブル、その上のテッシュペーパーをちらっと見たA
「手…汚れてる…」
裕「汚れてる?」
「そうだよ、だって…」
笑
裕「いらないよ…」
だってこれは、大好きなAの蜜
しかも、俺を想ってソコからあふれ出した蜜だよ
俺が…感じさせたんだよ?
裕「愛おしい…」
裕「俺の 愛おしい人から…
Aからあふれ出した蜜だよ」
てらてら光るその指をAの目の前に差し出した
裕「大好きなAの蜜…」
裕「見てて…」
裕「俺を…」
Aの目の前に指先を差し出して
そして…蜜を纏った人差し指に舌を這わせた
「…や、ッ」
すぐに目を逸らしたA
裕「見ててよ…A…」
裕「目を逸らさないで…」
俺は、真っ直ぐにAを見つめた
裕「俺が…Aを愛した証を見てて…」
裕「見てて…俺はAの全てを愛すから…」
真っ直ぐAを見つめたまま
俺は、Aの蜜を纏った人差し指を口に含んだ
ちゅ
ちゅぱ
.
ジュ…ッ
裕「甘い…」
「……」
ちゅ、ぱ
裕「甘い…」
裕「甘い…Aの味がする…」
裕「俺だけが知ってるAの味がする…」
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年5月25日 18時