一線 ページ11
「裕君…」
瞬きが、YESの返事
君は…大輔を裏切る…
大輔を裏切って…俺を選ぶ
ゆっくり肩を抱いて、身体の向きを変えた
見つめ合う二人
もう、後戻りは出来ない
俺が、身体を傾けると君は少し背伸びして
目を閉じた
二人の間を海風が吹き抜けて、君の前髪がふわり
浮かんだ瞬間…
ピンク色の唇は俺の唇と重なった
柔らかな感触
押さえつければ、ぷにって押し返すフレンチキスの後は…
繋がったまま
角度を変えてまた、唇を重ねた
下から掬い上げ、下唇をはむっ…甘噛み
「…ん、っ」
半開きの唇から漏れる吐息
ちゅ
唇に吸い付き…
ちゅ、ちゅ…
息もつかせず
はむっ、
美味しいAちゃんを味わう
「…ん、ぁ…裕…君…」
溶かされていく君
「…や、だ…っ」
もっと…シたげる
ちゅ、
ちゅば
ちゅ、ちゅ
あむっ
「…はぁ、ん…」
甘い吐息
わかりやすく感じてる君
大輔は…
こんな風にシてくれないの？
堅物な大輔じゃ、無理か
感じさせてくれないの？
このまま…キスだけでイかせたげようか？
すっ、と
ワンピースの中、彼女の足の間に自分の足を割り入れ、そして、身体を引き寄せた
「…裕…君？」
裕「もっと側においで…」
「…？」
ぴったり張り付いた二人の身体と、
細い足…ワンピースの布を押し込むようにして
股に割り入った俺の右足
裕「感じさせてやるよ…」
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年5月25日 18時
