恋心 ページ6
裕「どこにいるの?」
まずは、彼女を落ち着かせるために優しく聞いた
話を聞くのは、逢ってからでいい
「……」
裕「もう、駅前にいる?」
「…ん」
裕「俺が見える?」
「…ん、」
どこだ、どこにいる?
辺りを見回すけど…姿は見えない
裕「出ておいで…」
裕「早く、逢いたい…」
そう言った方が、コトがスムーズだと思った
裕「Aちゃんに、逢いたい…」
Aちゃんだって、俺に会いたいんだろ?
「……わかった」
「今…行く…」
やっと素直に、返事をした彼女
どこにいる?どこから、来る?
キョロキョロ辺りを見渡すと…
左後ろ、商店街の入り口から近づく人影
Aちゃん?
薄いクリーム色のワンピースを着た女の子が
車に近づいてくる
少し俯いてるけど…
間違いない、Aちゃんだ
ドアのすぐ前に来た所で、車の鍵を開けた
静かに後部座席に身体を沈めたAちゃん
ちら、って一度顔を上げた後は
下を俯いてる
「…ごめんね、裕君…」
「疲れてるのに…わがまま言って…」
裕「大丈夫だよ、全然…」
裕「連絡もらえて嬉しかった…」
.
.
.
「本当に?」
「…それ、本当?」
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年5月25日 18時