俺のもの ページ42
唇を動かすのもままならない様子の君が、
俺を見上げる
「裕…君…？」
君に今まで俺がシたこと、気づいてないの？
あんなに喜んでたのに…感じてたのに…
可愛い声を聞かせてくれたのに…
本当に気づいてないの？
「何…」
裕「Aちゃん、寝ちゃったんだよ…」
「…え？」
裕「料理も全然食べずに…」
「嘘…」
ちらっと俺の背中の向こうを見た君
テーブルの上には、手付かずの料理
「…あ…」
裕「美味しいのに…」
「…ごめん……なさい…」
裕「いや、それはまぁいいんだけど…」
裕「だからさ、俺がここに運んだの…
ソファベットに…」
「そうだったの？」
「ごめんね、何でかな、急に眠くなって…」
裕「いいよ、痛み止め飲んだ後だもん…」
裕「全然、大丈夫…」
.
.
それよりさ
もっと美味しいもの見つけたもん
美味しくてやめられないもの
可愛くて…愛おしい人、Aちゃん
裕「大丈夫？」
「……ん、少しだけ頭が…」
裕「痛む？」
「……ん、」
裕「そっか…大丈夫かな…」
ゆっくり身体を傾けて、まだ自由に身体を動かせないAちゃんの額におデコをつけた
裕「大丈夫、かな？」
「あの…裕…君…」
裕「ん？」
「…近い…」
裕「笑」
「それに…」
身体を跨いでんの気づいた？
君は、俺の手中だよ
裕「逃がさないよ…」
「…え？」
裕「絶対、逃がさない…」
裕「Aちゃんは、俺のもの…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 487人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：トウコ
| 作成日時：2019年5月12日 16時
