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ライバル ページ28

あの頃から
彼女は、人気者だった



ガキんちょのお子様の中でも
彼女は群を抜いて可愛いかったし、優しかったし
明るかったし、元気だったし…って、上げればキリがない





みんな彼女が好きだった
側にいたかったと思う



でも、俺の"好き"はみんなとは違うと思ってた





3月生まれで、長男
幼いはずの俺だけど…色恋沙汰だけはマセてた

小6の頃には、まじめにちゃんと
"お付き合い"したくらい…

ま、お付き合いって言っても
二人でこっそり体育館の裏に行って話したり、
デートに、近くの公園行くくらいだったけど





だから
俺の"好き"は、他の小2男子とは違うと思ってた







それなのに





「大輔もね…」




「初恋だった、って…」







「小学校の間、6年間ずっと好きだったって…」




「成人式の後の同窓会で教えてくれたの…」






大輔…小学校の間…ずっと…
Aちゃんに片思いしてたの?






「…笑」

はにかんだ笑顔が、あの頃のまんま






「大輔って…」





「真面目だったもんね、昔から…」







確かに、二人で学級委員してる時も
いつも大輔が荷物持ってた



振り返ってみると
そうだ、いつもいつも…彼女の側には大輔がいた

食事→←初恋の人



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設定タグ:キスマイ , 玉森 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年5月12日 16時

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