刹那 ページ24
裕「ここでいいかな…」
二人の実家の隣の駅は、思いのほか利用者が多いみたいで、ちょうど電車がついたせいもあって駅前は人で溢れてた
駅前を通り過ぎた時、不安そうな顔をした君…
また、俺に振り回されるって思ったのかな
そんな小さな変化までもが、今の俺の心には
鋭く突き刺さる
もう、帰すよ、解放するよ
これ以上、一緒にいてなんて言わない
俺だって、そんなに図々しくない
メンタルも…強くない
.
.
裕「色々…ごめん」
裕「怪我…させて…」
裕「こんな風に振り回して…」
裕「君に不愉快な思いさせて…」
裕「本当にごめん」
.
.
許して…とは言えなかった
許してもらえるとは、思えなかったから。
.
.
もう、逢うこともないと思うけど
裕「バイバイ」
……Aちゃん
呼ぶことのできない彼女の名前を
心の中で呟いた
487人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トウコ | 作成日時:2019年5月12日 16時