ただ…笑ってて。 (ページ47)

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涼side

「…ッ…」

「…あ、……」

弓なりにしなる身体

波打つように

細い身体が一度伸びて

そして…真っ白な乳…房から、弧を描く…

「………」

声にならない声が…名前を呼ぶ

俺の…

.

名前を…？

.

.

.

ゆっくり…閉じていく瞼

睫毛が、濡…れて

一雫

目尻から…涙が、流れ落ちる

「……….ッ…あ、はぁ……ッ…」

スローモーションみたいに

揺れて、静止した身体

果てた…

欲

イ…った？

イ…けた…よね

A…

「…涼……さ…ん…ッ」

微睡みの中にいるA

俺が…そこにいかせた

涼「可愛い…よ」

「……涼…」

涼「愛してる…」

Aを愛してるよ

だから…

もっと…

「…涼さん…も…」

「涼さんも…きて…」

いいの…

まだ…しても

俺の欲も…受け止めてくれるの？

「涼さん…も、だって…ほら…こんな…」

！

質量を増したその布の上

触れたのは、Aの指先

今まで一度だって、触れたことないのに

ここに触れたことないのに

「…涼さんの…かた…い…」

「苦しそう…」

涼「脱….がしてくれる？」

こんな事言ってもいい？

「……」

ほら、すぐ真っ赤になる

だから、俺はいつも言えずじまい

嫌だった？

嫌いになる？

「…ん、」

え？

いいの？

添えられた手に導かれて、ベッドサイドに

落とされたズボンと……

そのまんま、下着へ伸びた指先

もしかして

早く…欲しいの？

身体…疼…いてんの？

「涼さん…あの…ん、と…」

体勢逆転

俺をベッドに寝かすと、引っかかりながらも

下…着が剥ぎ取られた

涼「A？」

まさか…だよね

涼「上…乗ってくれんの？」

「…上？」

キョトンとしてるA

そりゃ、そうか

それは…無理か

「…教えてくれる？…もっと…シたい…」

？

シたい、って

今…Aが言った？

「涼さんを…愛したい…」

ゆっくり俺の身体を跨…ぐA

「…だから…教えて」

俺自身は、反り上がっていて

指を添えなきゃ、Aの中になんて入れない

涼「持って…」

涼「持って…自分のナカにあてがってごらん…」

涼「好きな人のナカに…入りたい…」