苺は、私。45 ページ49
裕…ッ
裕太…ッ…
不思議…
ただ一枚、薄い膜があるかないか…それだけなのに
全然、違う
貴方と…ナカのナカまで
触れ合って繋がって…
奥の奥まで…突き上げられる
いつもは…後ろから、とか…
横、とか…
抱き上げられて、とか…だけど
今は…
ただ、貴方の顔を見つめながら正…常位
貴方の右腕は、耳の横
それにしがみついて
貴方の左手は、私の足を捲し上げて
ナカは密着する
凄く…気持ちい…
痛いほどに突き上げられて
一番奥に裕太自身の先端がぶつかって
もう…
自分でもよくわからない
「裕太…」
「裕ッ…」
も、ダメ…
イ…っちゃう…
イ、っちゃいそう
「まだ、ダメ…イかないで…」
額に汗を光らせた貴方が呟く
綺麗な女の子みたいな顔が、少し歪んで
苦しそう…
「一緒にイきたいから…」
「待って…」
「でも…ッ…」
もう…無理
「Aッ！」
「好き、大好きだよ…」
「私も…裕太が大好き」
「キスしよ」
「ね、キス…！」
…ん、あ…
塞がれた唇
ただでさえ、息が苦しいのに
もう、やっとなのに
「…あ、ん…」
絡みとられた舌
熱い吐息に溶かされて痺れて麻痺してく
ナカと同じように
貴方の舌と、貴方自身に捕まって
纏わり付かれて…溶かされて…
ジンジンジンジン
痛いの…
苦しいの…
「裕ッ…」
「最高、」
「Aサイコ….ヤバい…」
「ヤバいよ、俺」
そう…なの？
「痛いくらい…」
「痛いくらいだよ、俺」
「すげ….感じる…」
「こんなん、初めて…」
「初めてだよ…」
「やっぱ、Aじゃきゃダメだ…」
「Aが、いい…」
パンパンと肌がぶつかる乾いた音と
ソコに溢れた淫…らな水音
そして、A、Aと
繰り返し私の名前を呼ぶ声
好き
裕太、好き
私も、大好き
貴方が、好き
このまま…貴方とイきたい
最後まで
最後の最後まで、一つでいたい
一つになりたい
「裕太…、頂戴…」
呼吸が乱れた裕太の動きが、一瞬で止まる
「…え」
「そのまま…頂戴…」
「裕太の全部を…頂戴！」
「A…」
「いいの…？」
そのまま…いいの？
「頂戴、裕太…」
「お願い…」
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作者名：トウコ
| 作成日時：2018年9月29日 15時
