苺は、私。44 ページ48
裕太side
「…ん、ッ…」
「うん…」
「うん、うん…」
何度も、何度も頷いたA
コクン、コクンって…目をパチパチしながら
頷いたA
「…裕….ッ…」
瞳には涙
その中に、俺がいる…
Aを、まっすぐに見つめてる俺がいる
「結婚…してくれるの？」
今更なのに、改めて聞いた
「…ん、」
Aの手が大きく伸びて
そして、俺に抱きついた
「裕太！」
「ありがと」
いやいや、ありがとうは俺の台詞
俺が、Aの側にいたいんだから
「これからはずっと一緒？」
「ん、ずーっと一緒！」
「毎日？」
「毎日…毎週、毎年…ずっと…」
「ずっと、おじいちゃん、おばあちゃんになるまで一緒にいよ？」
「裕太…」
「いい？」
「うん！」
目がなくなるくらい嬉しそうに笑ったA
「裕太と、ずっと一緒にいる！」
「一緒にいよ？」
…うん、一緒にいよう
ずっと…ずーっと
「じゃさ…続き、いい？」
「…笑…」
「生…Aちゃん、笑…」
「裕太！」
「いいでしょ、A…」
「もう、我慢出来ないよ…」
「早く欲しい…」
「早く入りたいよ…」
「ね？」
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作者名：トウコ
| 作成日時：2018年9月29日 15時
