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苺は、私。38 ページ42
裕太side
…ッ
く…ッ…
！！
気がつくと
Aの頭を押さえつけてた
押さえつけたAに向かって
あろうことか、全ての欲を放っていた
ほとんど無意識に
自分の欲望のままに
「ごめ…」
「ごめん、A！」
押さえつけてた身体と頭を抱き上げて
そして…その顔を見つめた
「ごめ、ッ…」
マジで、ごめんしか言えない
だって…
泣いてる…
すげ、泣いてる…
「ごめんね….ごめん、A…」
「本当にごめんね…」
「A…！」
頬の涙を手のひらで拭って
肩を抱きしめた
「…大丈夫…」
A
…？
「大丈夫だよ、裕太…」
「いいの…」
「…逆に…」
「裕太は？」
え…？
俺…？
「裕太は….やじゃなかった？」
嫌？…じゃなかった？
「私…の、嫌じゃなかった？」
え…
「私、ちゃんと出来てた…かな？」
「裕太…」
「嫌じゃなかった？」
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作者名：トウコ
| 作成日時：2018年9月29日 15時
