苺は、私。32 ページ36
「A…」
「ソコ…や…」
唇を貼り付けて…ちゅ、吸い付いて
右手は…
膨らみの下をそっと撫でる
好き…
愛おしい…
その気持ちを込めて
「や、…」
「ちょ…待って…」
「Aッ」
貴方の指が、私の髪を掴む
「待って…って…」
裕太の指に引っ張られて見上げた顔
「待て…」
少し火照った顔…耳なんて真っ赤
感じてるの、わかってるよ
「…？どして？」
ダメなの？
「…ヤバいから…」
…？
「ヤバいのよ…」
何が？
「ほら…」
！
あ
ピッと引っ張られたキャミソール
「屈んでるから…チラ見…」
キャミの隙間から…見えてるブラ
「チラチラ見えてる…」
「逆にヤバいの…」
「…そう、なの？…」
「見たらわかるでしょ、コレ…」
視線は二人揃って…下へ
「痛いの…」
また？
さっきは大丈夫、って
「そんな、カッコであんなことされたら…
当たり前でしょ？」
「でも…」
昨日、約束したよね
今日は…シたげる…って
今まで、シたことないから…
裕太自身を…僕ちゃんを…愛したげる、って
「裕太…」
「ん…？」
「シたいな…」
「へ？」
「お口…」
！？
お目目、白黒…
「昨日…約束したでしょ？」
「でもさ…そんなこと…」
「お願い…」
不意をついてその唇を塞いだ
もう、何も言わないで
今日は、私からのご褒美
私が、裕太を喜ばせたい
裕太に、喜んで欲しいの
「好きだから…シたいの…させて…」
「愛させて…」
「貴方を…」
唇は重ねたまま
両手を伸ばす…
ただ一枚、貴方を覆った布を…
剥ぎ取りたい
「A…」
「…ダメ…」
私の手を制する裕太の手を、私の手が剥がす
「今日は…私の言うこと聞いて…」
「私が…優位…」
「絶対…気持ち良くしたげるから…」
「イかせてあげるから…」
「ね、裕太…」
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作者名：トウコ
| 作成日時：2018年9月29日 15時
