xLunaSx ＊俺の彼女 短いお話集46＊

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お母さんは

食卓いっぱいの料理を並べると

「お邪魔しちゃ悪いから…」

そう、言って俺たちを気遣うと

いそいそと帰って行った







裕「食べよ？」






「…ん、」






Aの料理上手は

つくづくお母さん譲りだな…と思う







裕「うま…」

思わず、出た言葉







裕「明日からまた、うまい飯食えるなー」






「ふふ…」






裕「ずっとコンビニ飯だったからな…」






「…裕太…」





裕「楽しみ！」






「何が食べたい？明日…」







裕「んー」




何でもいい


Aが、俺の為に作ってくれるなら







「何？」






裕「何でも…」






裕「毎日、Aが作ってくれる物食べれるなら

何だっていい…」







「裕太ったら…」

照れて俯く顔…久しぶりに見た






幸せな瞬間







裕「それだけで幸せ…」






「………」







裕「？」







「食べ終わったら…お風呂入りたい…」







そうだ


入院中…入れなかったもんな





ゆっくり

お湯に浸かりたいよな






裕「お湯、溜めとくね」





風呂掃除は

ちゃんと自分でやってたから

大丈夫




いつでも入れるよ








「裕太…？」







ん？






「一緒に入りたい…」






？


え…






裕「あ、そか…まだ、本調子じゃないもんね

倒れたら大変…」







…






…








「そうじゃなくて…」






「裕太と一緒に入りたいの…」

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