xLunaSx 52 ページ24
裕太side
裕「白雪姫は…王子様のキスで目を覚ました」
太「そう…だったな…」
裕「Aも…もしかしたら…」
太「目を覚ます?」
裕「どうかな…」
太「でも、やってみる価値ありそう…」
裕「ガヤ、俺の前でAにキスする気?」
太「え…、?」
裕「Aは、俺の奥さんなんだけど?」
太「…ふ、」
裕「でも、ま…」
太「どっちのキスで目を覚ますか、やってみる?」
裕「は?この状況でそんな事言う?」
太「お先に…俺から行こうかな…」
裕「ガヤ!?」
太「別にいいだろ?」
裕「ダメッ!ダメだ…!!」
笑
笑
裕「すげ、久しぶりに笑ったわ」
太「くだらない、って…
Aに怒られそうだな…」
笑
裕「確かに…
怒られていいから…起きて欲しい」
太「玉…」
裕「俺から…キスしてい?」
裕「俺の大事な人なんだ…頼むから…」
太「仕方ないな…」
そう言うと
ゆっくり…Aと俺に背を向けたガヤ
俺とガヤとA
不思議な空気が、そこに漂う
自分を愛した二人の男に挟まれたA
静かに眠るA
早く…起きて
俺のキスで…起きて
裕「A…」
…
…
裕「目を覚まして…」
愛してる…から
もう、ニ度とAを怒ったりしないから
ガヤと半分こでいいから
だから
起きて
白い頬を包んで
ゆっくり…身体を屈める
ふわっと香るAの匂い
今まで、消毒液の匂いしかしなかったのに
病衣の合わせ目から
香ったのは…確かにAの匂い
Aが、生きてる
そう…改めて実感した
Aは、生きてる
確かに…ここに…
裕「A…好きだよ…」
裕「早く…帰って来て…」
裕「俺の腕の中に…」
あの日
何度となく重ねた唇
熱い唇
今は…冷たいその唇に
そっと、キスを落とした
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トウコ(プロフ) - れいさん» お話読んで下さって、ありがとうございます。あまり詳しくないのに…、ごめんなさい。良かったら、これからもお付き合いくださいね(*´-`) (2018年7月25日 18時) (レス) id: db3d934a77 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - いえいえ、なんか、すみません(^^;。いつも更新を楽しみにしてます。 (2018年7月25日 18時) (レス) id: 3f760a8e6c (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - れいさん» 教えて下さってありがとうございます。訂正いたしました。 (2018年7月25日 18時) (レス) id: db3d934a77 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 除細動の適応は、VT 、 VF 、 AF 、AFL かな。 (2018年7月25日 17時) (レス) id: 3f760a8e6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トウコ | 作成日時:2018年7月21日 10時