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紗々 5 ページ43

裕太side

その時
初めて気づいた




彼女、Aさんの薬指に光る細いリング




白い指にまるで糸のように絡まったリング





もしかして…



ビールのグラスを持ったガヤの左手

その薬指






…やっぱり




今まで、全然気づかなかった

いや、
今だって多分、宮田も千賀もニカも気づいてない




同じ金色のまるで糸みたいに細いリング


二人ペアのリング






あまり、ジロジロ見るのもよくないと
思ったけど
それからの俺は、視線を移す度に彼女を見た





華奢な彼女の首に光る細いネックレス


そして

『どうぞ…』

料理を取り分ける時に手首に光るブレスレット



『飲み物持ってくるね』

そう言って立ち上がる時、足首に光るアンクレット





全部が、凄くシンプルで
多分、気づかない人の方が多いはずだけど
でも、気づいてしまうと
その圧倒的な存在感





『手を出すな』



『Aは、俺のもの』



『触れるな』





ガヤが、彼女をこの上なく愛し
他の男が近づかないように神経を使ってるのが
目に浮かぶ







これほどまでに
ガヤを夢中にされるなんて…


彼女のどこに魅力があるの?









太「玉?」





え…あ…







太「どした?」






裕「あ、いや…何でも…」






太「そう?なんか、考え事してたみたいだけど…」







裕「いや…」






太「俺に聞きたい事あるんじゃないの?」












ガヤは…

何でもお見通し…か…








裕「結婚すんの?」






その質問に、宮田も千賀もニカも
箸を動かす手を止めた






ジャニーズにとって結婚は
あまりに高すぎるハードルだ






質問してから
彼女がいたことを思い出した



ガヤが、ノーと言えば
彼女を傷つける事になるのに…








太「するよ…」






え?


即答だった







太「するに決まってんじゃん」





裕「ガヤ?」








太「何があっても俺は彼女と結婚する…」






太「A以外、考えらんないからな…」

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設定タグ:キスマイ , 玉森、北山 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:トウコ | 作成日時:2018年1月1日 18時

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