小瓶 8 ページ24
小瓶に入れた君の小さな骨
ほんとは
あの小さな壺の一番上に乗せるはずだった
小さな骨を光にかざす…
最後の時
君に言われるまま
身体中に落としたキス
そのキスを
最後に落とした場所…
君の….喉仏…
あの日
君は…
「ずっと一緒…」って言ってくれた
そう
俺達は…
永遠に
一緒だよね
*
亡くなる前日
もう、ベッドから起き上がる事だって
出来ないくらい身体が弱ってたのに
君は、俺に最後のお願いをした
抱…いて欲しい…と。
裕太に愛されたい…と。
裕太のキスが好き
だから…
私の全てにキスを頂戴…って。
きっと、別れの時が近いって知ってたんだね…
一つ…また、一つ…
大好きな肌にキスを落とす
指先から…
髪の一本、一本まで…
これは…俺のもの…
俺だけのもの…そう、記すように
そして
Aが、どこに行っても
俺のキスを忘れないように、って…
「幸せ…」
「幸せだった…」
「裕太と出逢えて…幸せだった…」
「世界で一番…ううん…」
「宇宙で一番幸せ…」
「大好き…」
「大好き…」
「今度、生まれ変わっても…必ずまた…」
「貴方を見つけ出す…」
「どこにいても…必ず…」
「裕太…貴方を…」
…
…
…
「裕太…」
「…愛してる…」
…
…
「貴方を…愛してる…」
「永遠に…」
…
…
…
それが、君の最後の言葉だった…
君が、俺にくれた最後のメッセージ…
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作者名:トウコ | 作成日時:2018年1月1日 18時