ミツのスマホ 裕太side ページ3
…
玉「…ミツ…」
…
…
玉「…どうして…ここ…に？」
…
…
北「…いやいや…玉んち来たのよ
ほらあそこ…車 停めて…」
玉「…あ…そ…かっ…」
北「…つか…何してんだよ！！
お前…玉森裕太…丸出しだぞ…」
帽子も…マスクも…メガネも…
忘れてた…
玉「…あ…」
北「…何があったか知らないけど
取り合えず…マンションに帰ろう…」
北「…行くぞ…！」
玉「や…嫌だ……
トウコに、遭うまでは帰らない！！！」
北「……。」
北「…ここ…そうなの…？
トウコちゃんち…なの…？
でも…いないじゃん…
真っ暗だし…シャッターしまってるし…
帰るぞ…」
玉「…いやだ…」
北「…人に見られんだろ…！
困るのは、トウコちゃんなんだぞ！！」
玉「……。」
玉「…ミツ…電話して…
ミツの電話なら…出るでしょ…
前…
俺が倒れた時もミツが連絡してくれたんだろ」
北「……。」
玉「…お願い…」
力なく…うなだれる…
北「…わかった…よ…
玉んち…ついたら…
マンション帰ってから…電話しよ…
な…？」
玉「……わかった…」
ミツに促され…やっとマンションへ向かう…
鍵もせず…
変装も忘れて…
飛び出した部屋に戻ると…
白い封筒から
こぼれ落ちた金属と…
綺麗な字で綴られた…別れの手紙が
俺たちを迎え入れた…
夢…じゃないんだ…
涙で…目がかすむ…
誰か…嘘だ…って…言って…
トウコ…
トウコ…
嘘だよね…
こんな風に逢えなくなるなんて…
嘘…だ…
酷い…
…
…
玉「…ミツ…電話…し…て…お願…い…」
ミツに…最後の望みを託した…
…
…
ミツが…おもむろにスマホを取り出す…
登録されてる番号をタップする…
呼び出し音が…
長く…長く…響く…
北「…出ない…」
玉「…や…まだ…まだだろ…」
スマホを取りあげる…
二人の間で…ミツのスマホは
いつまでも…鳴り響いてる…
玉「…間違えたのかも…
ね…もう一度かけて…
ミツ…お願い…だから…」
…
…
北「…いいよ…」
それから…何度も何度も…
ミツは電話してくれたけど…
…
…
結局、トウコは出なかった…
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トウコ(プロフ) - あさひイカさん» 今、ふりかえっていてコメントに気づきました。温かいコメントありがとうございます。随分前ですが…あのとき…とても悲しい気持ちだったのを思い出しました。もう、私の作品みてらっしゃないかもしれませんが、心から感謝致します。 (2017年8月20日 16時) (
レス) id: 3c1bc43480 (このIDを非表示/違反報告)
あさひイカ(プロフ) - ゆぅかりさん» それは全世界のトウコさんを敵に回してしまう発言なのですよ？暴言控えましょう。 (2017年4月19日 17時) (レス) id: 48fb0c0552 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最初の頃から読ませて頂いてます。密かな毎日の楽しみです…（笑）もうそろそろお話も終わりですかね？そう思うと寂しいです。毎日の更新大変かと思いますが応援してます。 (2015年8月4日 11時) (レス) id: c136faf601 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅかり(プロフ) - なんかこの小説名前変えられるとこあんのに作者の名前「トウコ」って名前が主人公の名前になってて面白くない。名前のセンスない。 (2015年8月2日 11時) (レス) id: f98d793181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トウコ
| 作成日時：2015年8月1日 5時
