それでも… 2 ページ8
太輔side
太「ごめん…A…」
太「折角…服…着たのに…」
「……?」
腕の中から
俺を見上げたA…
あんなにぐしゃぐしゃだった顔
今は…
いつの間にか、涙が乾いてる…
乾いて
いつもの可愛い俺の妹…
Aに
戻ってる…
このまま
家に帰れば…
この笑顔を守る事が出来る…
何もなかった事に出来る…
出来るんだ…
…
…
でも…
太「さっき…言った事は、本当?」
「…?」
太「……」
「太にぃ…何…?」
太「俺が…欲しい…って」
「…!?」
太「続き…したいって…」
Aの顔から笑みが消えていく
「でも、太にぃ…それ…」
「それ…」
…
…
「ダメ…」
…
…
「そんなの…ダメ…でしょ?」
…
…
太「じゃあ……」
太「Aは、我慢出来るの?」
「…え…?」
太「我慢…出来るの?」
「………」
太「俺が…欲しくないの?」
「太にぃ……」
太「今なら…」
太「愛し合えるのに…」
太「誰にも…邪魔されずに…」
「……」
太「お預けで…いいの?」
…
…
「でも…」
「お兄ちゃん…」
「………」
「お兄ちゃん…」
「゛お兄ちゃん゛でも…いいの?」
太「ああ……」
「…ほんとに?」
「他に…好きな人がいても…?」
太「そんなの…」
太「忘れさせてやる………」
「太にぃ…」
太「全部…全部…
忘れさせてやる………」
太「だから…」
…
…
太「俺のものに…なれ…」
今、この瞬間だけでも
俺だけを感じて…
俺だけを求めて…
俺だけを愛するんだ…
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作者名:トウコ | 作成日時:2017年9月14日 6時