翌日 5 ページ47
裕太side
どこから
どうみても、今日の俺たち3人とAは
何かが違った。
太兄と帰って来た時のAは
なんだか、妖しげで
いつもの可愛いだけのAとは
別人だった。
俺たちの顔を見ないように
俯きがちだったし…
少し、疲れてるようにも見えた。
…
…
太兄も様子が変だった…
なんだか、やけにAを気にして
ちょいちょい視線を送ってたし…
…
…
それに…
宏兄が、夜になって買い物に行くのも珍しい
デザートを買いになんて、
初めてじゃない?
どう考えてもおかしいだろ?
何で?
どうして?
そんな事を頭の中で
ぐるぐる…ぐるぐる考えてるうちに
真夜中だった。
眠れない
そう思って
キッチンに、飲み物を取りに行こうと
廊下に出かけた、その時だった…
Aの部屋から
微かな話し声が聞こえてきたのは…
いつもの可愛い声じゃなく
押し殺したようなAの声
小さくて
低い話し声
…
…
何?
A
…
…
誰かと話してるの?
それとも電話?
?
どういう事?
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作者名:トウコ | 作成日時:2017年9月14日 6時