真夜中の… 3 ページ42
太輔side
「太に！？」
声より先に
唇を塞いだ…
冷たくて
まるで、俺を拒絶しているかのようだった唇を。
そんな訳、あるはずないのに。
この唇は、
俺だけのもののはずなのに。
手をAの後頭部に回して
きつく抱きしめる…
重なった唇から
漏れ出る吐息
息もできないくらいに
ぴったり密着させて
Aを飲み込んでいく
舌を出して…
逃げないで
舌を絡めて…
…
…
俺と繋がろ？
昼間、あのホテルで
繋がったみたいに…
小さな口の中で
逃げ回る舌を
絡めるように捕まえて
互いの熱を伝え合う
熱く…
ねっとり絡まる二人の唾液…
ピチャ…ピチャ…と
淫…らに漏れ出る音
だらしなく
口角から
垂れ落ちたソレを
硬く緊張させた俺の舌先で掬い取る…
「太に…」
赤く紅潮した頬
トロンとした瞳
はだけたパジャマ
太「気持ちいい？」
そうとわかってる…
気持ちいいに決まってる
だって
こんなに、分かりやすく
身体が反応してるんだから…
太「もっとシては？」
太「気持ちいいから、もっとシては？」
言ってごらん？
言わなきゃ、シてやんない
気持ちいい事
シてやんないよ…
おしまいになっちゃうよ
それでも、いいの？
太「A?」
…
…
「もっとシて…」
「もっと気持ち良くなりたい…」
「太にぃ、お願い…」
…
太「A」
良く言えました
いい子だね
いい子だ…
それでこそ
俺のオンナ…
俺だけのオンナ…
ご褒美あげなきゃ…
ご褒美…
ちゅ…
ちゅ…
可愛い
ご褒美のキスを二回
そして
僅かな隙間から
自分の舌を差し込み
また、戸惑ってるAの舌を
俺の口腔内に引き摺り込む…
俺が、愛してやる…
お前のこの可愛い舌までも…
角度を変え、深さを変え
小さな可愛い舌を…
ご褒美として…
…
…
強く、強く吸い上げて…
小さな吐息を楽しんで
丁寧に、舐め上げていく…
いちいち反応して
揺れる身体も…
全て可愛い…
可愛くて…可愛くて
全部…
欲しいから…
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作者名：トウコ
| 作成日時：2017年9月14日 6時
