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何があっても ４ ページ37
彼女side
太「(笑)…冗談だよ…」
後ろ手で、そっとドアを閉めた太にぃ…
太「おいで…」
パジャマ代わりに着てるスェットの袖が
私の首もとを包む…
まるで
私は、俺の…って言わんばかりに。
太にぃ…怒ってるんじゃないの？
こんな、時間に部屋に来るなんて…
太「どうした？震えてる？」
違う…
ただ、少しだけ寒くて…
寒い気がして…
震えてるだけ…
…
…
太「怒ってないよ…」
「……？」
太「宏兄と出掛けた事…怒ってないよ…」
でも、さっき…
唇…
綺麗にしなきゃ、って言って
怖い顔した。
ほんとに…怒ってないの？
…
…
太「身体…大丈夫…？」
「……？」
太「A初めてだったから…」
太「腰とか…お腹とか…大丈夫？」
太にぃの指先が、
頬を包んだ後、
ゆっくり二の腕から左手へ…
太「痛まない？」
左手を包んだまま…
その手は、腰…下腹部へと滑る…
太「大丈夫だったかな…」
…
…
「痛くないよ…太にぃ…」
「全然…大丈夫だよ…」
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作者名：トウコ
| 作成日時：2017年9月14日 6時
