Brother 君は僕らの愛しい妹。

スベスベの肌 ページ47

裕太side

太兄からは、

風呂は俺が帰ってからにしろ…

そう言われた。



右手、使えないと…

色々不便だろうから…って。







でもさ

俺…今…入りたい。



お湯…溜めたし…

何より…

今日は、一年生は校外学習で帰り早くて

Aと二人きりだしさ。






めっちゃ…チャンスだからさ。





裕「A…」





「…ん…？」






裕「シャツ脱ぐの手伝ってくんない？

ほら…右の袖、ボタン外せなくて…」







「あ…」





「…ん…」

何の戸惑いもなく手を伸ばすA…





「えと…あ、裕太動かないで…ほら…」




こんなに接近したの…いつ以来？


すげ、甘い香り…

Aって…こんな香りしてた…っけ？

頭…クラクラしちゃう…






「あと…ちょっと…」





「動かないで…」




やっと外れたボタン




裕「脱がしてよ…」





「…え？」






裕「脱がして…」





裕「A…脱がしてよ…ほら…」




袖のボタンが外れた両腕を、そのまま

Aの首に回す…









「裕太…？」




真っ赤になって、下を向いたA…

可愛いな―純情だな―





裕「手首…動かないから…助けて…」


このままじゃ、終われないでしょ…





「あ、うん…」






…






…






「分かった…」





今朝…包帯を巻いた指先が、

今度は胸のボタンを一つずつ外していく…






「…ん…と…」






「えと…」






一つ外す度に…一言



すげ…可愛い…








「あと…１個…」





あと１個外したら…

多分に大々的に…俺の身体見えるけどね…


きっと…真っ赤な顔して

きゃあ！って叫ぶんだろうな…





でも…逃がさないからね…

この腕の中から逃がさないから…



プチ…







「あ…」


ハラり…と…はだけたシャツ…





「………」



ほら…゛きゃあ！゛は？





…




…




れ…



あれ？



A？






「綺麗…」






…？








「裕太の…肌…綺麗…凄く綺麗だね…」





裕「えと…」


やば…俺の方が恥ずかしいわ…







…






…








「触って…いい？」



裕「え…触って？」








「…ん…」






「こんな風に…」






俺の腕の中で…シャツと肌の間に

指を滑らせたA…







裕「…あ…」






「スベスベ…」




丁度…臍と胸の間…胸筋の辺りを

ゆっくり滑っていく指先…







「気持ち…いい…裕太の肌…」







「もっと…見てみたいな…」

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