雪のように白く…冷たく…儚く。&T 4

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裕太side



裕「守れます…」








裕「必ず…守って見せます…」







…






院長「君は…仕事は…何してるの？」







裕「…？」






…






…






…






院長「堅い仕事じゃなさそうだね」








…






…







院長「言えないの？」







院長「言えないような仕事なの？」







…






…








院長「それじゃ…」






院長「滝沢君の方が…彼女の相手に相応しいかな…？」








裕「何言って！？」






院長「だって…
人に言えないような仕事なんだろ？」







裕「俺は…」





裕「いや…僕は…」






院長「…？」








裕「ジャニーズ事務所で…
アイドル…やってます…」






自分の仕事を

こんな風に人に話すのは初めてだった…





だから

なんて言ったらいいのかよく分からなかった…







なんて言うのが

一番…しっくりくるのか分からなかった…








…







…






院長「ジャニーズ？」







院長「アイドル？」







この初老の男性に

その言葉で

俺の仕事を理解して貰えるんだろうか








彼女に

相応しい男と思って貰えるんだろうか…







…






…





院長「すばらしい仕事じゃないか…」








裕「…？」









院長「沢山の人に…」







院長「夢と希望を与える…」







院長「すばらしい仕事…」








認めてくれんの？


俺の事…








裕「…ありがとう…ございます…」









院長「誰にでも出来る仕事じゃない…」







分かって貰えた？

俺の仕事を…？







彼女に

相応しいと…？







院長「代わりは…いない…」







院長「君は唯一無二の存在…」








院長「沢山の人に愛されている…」









院長「それなのに…」








…






…






院長「君は…死を選んだ…」






院長「彼女と連絡が取れなくなっただけで…」







院長「安易に…死を選んだ…」








院長「沢山の人に…
夢と希望を与えなきゃいけないのに…」









…






…








院長「君の代わりはいないのに…」








院長「君を想う人が沢山いるのに…」







院長「君は…」







…






…






…







院長「そんな人間に…」








院長「彼女の居場所は言えない…」









裕「！？」






院長「君に…
それだけの覚悟があるとは思えない…」






裕「……」




院長「君が
彼女を守れるとは思えない…」

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