雪のように白く…冷たく…儚く。&T 3

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裕太side



裕「ねぇ…ガヤ…」








太「ん？」









裕「さっきの人…」








太「…あ、…あぁ…」








裕「誰…だっけ？」








…








…







…







裕「事務所の人じゃないよね…」







太「……」









裕「あの人…いつも来てた？」









太「…？」









裕「ずっと…呼ばれてたんだ…」








裕「夢の中で…」









裕「…゛裕太゛…」






裕「゛裕太゛…って…」







太「………」








裕「女の人の声だった…」








裕「優しくて…」







裕「悲しげで…」






裕「今にも泣き出しそうな声…」








裕「あの人…だったのかな？」









裕「ガヤなら…知ってるだろ？」







…








…








裕「ねぇ…ガヤ？」







…







…








太「玉…」








太「玉は…どうして事故ったの？」







裕「…？」








太「事故の原因は…何？」







太「覚えてる？」









裕「………」









太「思い出せないの？」







裕「…………ん…」









太「そっか…」






…





…








裕「それより…さっきの人…」








裕「俺をずっと呼んでた人…」








裕「ねぇ！？」








…








…







…








太「あの人は…」







太「俺の知り合いだ…」








裕「ガヤの…知り合い…？」









太「今日…たまたま…見舞いに来ただけ…」








裕「…そう…なんだ…」






…







…







裕「じゃ…俺を呼んでたのは？」








…







…








太「…お前を呼んでたのは…」









太「お母さんだよ…」









裕「…母さん？」






…






…









太「お前の事…゛裕太゛って呼ぶの、
お母さんぐらいだろ？」






太「お母さん…いつも
来てくれてたんだぞ…今日もこれから来るから…」









太「お前が、記憶取り戻した…って
連絡したら、すげ…喜んでた…」









裕「今日…これから…」






裕「母さんが…来る……」






太「メンバーも来るぞ…ちょっと煩いかな(笑)」







太「…皆に心配かけたんだから
早く…仕事に復帰しなきゃな…」








裕「ん…」








太「前を見て…」







太「前だけを見て…」







太「お前を、想ってくれる人の為に…
頑張んなきゃな…」









太「なぁ…玉？」

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