俺の彼女＊短いお話集＊17

君は誰の。after story byT ページ29

裕太side


裕「君が…脱いで…」





裕「俺を…楽しませてよ…」







「……？」








裕「砂里の代わり、なんでしょ？」







裕「砂里は…やってくれたよ…」







裕「゛出来ない゛俺の為に…」







「………」








裕「何だって…」





裕「そう、何だって…やってくれた…」









裕「何だって…ね…」






最近になって…


手すりがあれば自分で歩けるようになった…




でも

手すりがない所では


手伝いが必要だ…







今…だって



彼女に支えられて

やっとこの部屋に入った…







彼女に支えられて

座ったソファに腰かけてる…







そんな俺が



ソファから


彼女を見上げる…









裕「…(笑)…」







裕「出来ないの？」







裕「出来ないんだ…(笑)…」









裕「だよな…(笑)…」






裕「君に…砂里の代わりに出来る訳ない…」







裕「(笑)…」







裕「珈琲…貰うよ…」








裕「珈琲…貰ったら…帰るから…」






裕「悪いけど…」







裕「帰り、タクシーだけ呼んでくれる？」








裕「嘘つきなAさん…」






じっと…

立ち尽くして…



唇を噛んでる彼女…






そうゆう…



パフォーマンス…いらね…






イライラ…するだけなんだけど…









裕「早く…しろよ…」








「………」








裕「珈琲も…入れてくんないの？」






裕「マジ…」






裕「何しに…こんな所まで連れて来たんだよ…」








裕「も…いいわ…」







裕「ここの住所、教えて…

タクシー…呼ぶから…」








「………」








裕「おい！！！」







裕「何とか…言えよ！！」






…







…







…






「分かった…」








裕「…？」







「脱…ぐよ…」









裕「……」








「脱…ぐから…」








裕「おい…」








「見てて…」








「裕太…」




裕「…！」






「私の事…見てて…」

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