林檎×さくらんぼ another story

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空side


エンディングが終わり…


幕が降り…





それぞれが…


笑顔で…


互いを労ってる…







そんな中…







海「A…」








「…？」









海「…お疲れ…」






「ん…海も…お疲れ様…」








海「ちょっと…来て…」







「…？」








振り向く事もなく…







ツカツカと…


言葉少なに…




地下の廊下を歩いて…






一番奥の控え室…









「海…？」









海「入って…」








「でも…」




このホールは


今までにも…何度も発表会で使ってる…






勝手に


借りてない控え室に入るのは



禁止されてる…









海「すぐ…終わるから…」








「………」







海「早く…して…」




海「見られちゃう…」








「…ん…」







ブラインドの下りた暗い部屋…









「どう…したの？」







…






…








海「さっきの…何？」








「さっき…？」









海「…陸との…ダンス…」







「陸…との……ダンス…？」







海「どういうつもり…あんな…」








「……？」









海「あんな……」






「海…？」






…







…







海の指が…


肩にかかった髪を鋤いて…


背中へと流す…









大好きな

白くて綺麗な指…







「陸……」






海「感じた？」








何…



言ってるの？








肩から…滑り落ちた指が…


そのまま…



ダンススクールの薄いTシャツの上から



右の膨らみへ…








海「…あんなに…接近して…」







「だって…あれは…」







海「…陸が？」







「………」



海「ほんとに…？」







「………」







海「…俺には…そうは見えなかったけど…」








海「違う…？」







先端を見つけた指先が

クルクル…ソコを刺激する…









「海…ッ…」








海「空の方から…誘ってるように見えた…」








「ちが…ッ…」







海「空の方から…身体を寄せて…

空の方から…陸を誘ってるように見えた…」







「違う…」







海「違うの？」







「違う…違うよ…」









海「じゃあ…何で…」








…！








…！！








「やッ…！！」








「やだッ…！！！」







「海…やだ…ッ…！」









海「こんなに…なってんの？」







海「び…しょ…び…しょ…じゃん…」









海「ショーツの中…びしょ濡…れだよ…」

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