揺れる想い｡F&T

添い寝｡３ ページ38

太「それに…」






…？







「…太輔…？」









太「俺も…」









「……？」








太「…いや…、何でも…ない…

ソファ…にいこ…」







…








「…太輔…、どう…したの…？」








…









太「…(笑)…」









…？









太「…嫌いに…ならない…？」





…？









太「…俺…」





俯いたまま…ポツポツ話し始めた太輔…






太「…俺も…



Aの過去に…嫉妬してた…」








…？



太輔…も…？









太「…ずっと…

ずっと…、出逢ってすぐの頃から…」







「…そう…だった…の？」









太「でも…意識しないようにしてた。


Aに…小さい男って思われたくなくて」








太輔…


そんな事…考えてた…の…？









太「…だけど…ダメだった…





さっき…


その…ルームウエア見たとき…




自分が…選んでプレゼントしたのに…



俺の…大好きな


その髪も…





腕も…足も…



全部…





全部…






他の誰かに触られたのか…って…


無償に悔しくて…


腹が立って…


我慢が出来なかった…」









だ…から…？

あんなに…私の…身体を…欲しがって…


そういう…事…？









太「…(笑)…」







太「…俺…たち…似てる…」









太「…い…こ…？」









太「…引っ越そっか…？…(笑)…」









「太輔…」






太「…一緒に…住む…(笑)？」






「…(笑)…」






太「…そう…しよっか…」









そんな事…出来るわけないのに…


太輔…私に気を遣ってる…









ソファになんて…

眠れる訳ない…








私達…そんなに…小さくないし…


それに…ソファだって…


そんなに…大きくない…









「太輔…」








太「んー？」









「…ここで…寝よ…」









太「…は…？」








「ベット…で…」




「…ソファでなんて…眠れないよ…」









太「でも…」









「…何もかも…」






「忘れさせて…くれる…？」









太「…？」









「…太輔…も…忘れて…」








太「…A…」









「過去の…事…なんて…

全部…忘れさせて…」








「太輔で…いっぱいにして…」









太「…い…いの…？」









「…身体も…心も…

太輔で…いっぱいに、して…



太輔だけの…







…私に…して…」

あの日の二人→←添い寝｡２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す