揺れる想い｡F&T

添い寝｡１ ページ36

太「月じゃなくて…俺を見て」





「太輔…」






太「ベット…いこ…」









…









「あの…太…輔…」








太「…ん…？」









「私…太輔の事…大好き…」








太「……？」









太「…急に…どうした…の？」









「太輔に出逢った…あの日…から…


どんどん…太輔の事…好きになってる…」









太「…A…」









「まだ…一週間しか経ってないのに…」









太「…俺も…Aが大好き…だよ…」







太「片時も…離れたくないくらい…」









「…私…も…」





…









…









太「だったら…」





…








…









「…でも…」









…









…









「まだ…怖いの…」








…









…









「太輔の事…信じてない訳じゃないの…」







「…でも…」









太「…でも？」









「…ごめ…なさい…」









…









…







「…ごめ…ッ……」









…








…









太「…俺こそ…」







太「…ごめん…」






太輔の指が…頬を包む…。









太「…Aを…こんなに不安にさせてた

なんて…気づかなくて…」








…？









太「涙…」







頬を包んでた指先が…

そっと頬を拭う…









太「本当に…ごめん…」








「太輔…」









太「…ただ…側にいてくれるだけで…

良かったはずなのに、…俺…」







太「…全部…


全部…手にいれたくて…」






ゆっくり…両手が…頬を包み込む…








太「…そうすることで…


安心できるって…焦ってた…」









…









…









「…太輔が…嫌な訳じゃない…」





ほんとは…


そうなりたい…と思う…自分もいるの…

でも…






やっぱり…




今は…まだ…



怖い…。









…









…









太「わかってる…わかってるよ…」








…









…









太「一緒に…眠るのは…いい…？」









「………」









太「…無理…しなくて…いいけど…」







真っ直ぐに…

私を見つめる、すがるような瞳…








まるで…

迷子の子ども…みたい…







太「…寂しいんだ…」









太輔…



愛しい…人…





私の…愛しい…人…






「勿論…私…も…」








「…一緒に…いたい…」









「…太輔…と一緒に…眠りたい…。」








…









…。

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