2番目。II

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その時だった





Prrrr


Prrrr



？


電話？







俺？

いや、、、





.






.







日向の鞄から







裕「電話だよ、」





「あ、うん…」


服を直しながら、鞄の中を探す日向






「でて、いい？」






裕「勿論」





なんか、逆にいいタイミングだったかも

一旦、冷静になりたい








「…え？」





「熱？」







「朝は…元気だったのに」







？

もしかして…空ちゃん、熱？






「うん、すぐ帰る」





「すぐ….だから、先に病院」






「…んっ…」






「うん」






.






.






.







「裕太…」




ふ、

お母さんの顔に戻ったね






「…空が、熱出したの」





分かってるよ






「帰りたい」







裕「え…やだ、」






裕「これからいいトコじゃん？」



そう言ったら、君はどうする？


「お願い….帰らせて」






裕「だーめ、」







「お願い、空が待ってるの」


必死な顔だね、たかが熱なのに…







.





.






「お願い、空が…」




「空が心配なの…」






.






.






でもさ、今、気づいたわ

やっと分かったわ









俺さ、日向に惹かれてたんじゃない

空ちゃんに愛情を注いでる日向を好きになったんだ






空ちゃんを見つめる優しい瞳や笑顔

母性を纏った母親の日向を好きになったんだ

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