2番目。II

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裕「何…持って来たの？」




大きな袋の中を、覗きこんだ





「食事、なんか作ろうと思って」






裕「へぇ、日向の手料理食べれるんだ…」





「…裕太、炒飯が好きって言ってたから」






裕「楽しみ。でもさ、その前に…」





「ん？」




裕「来て…今日は天気がいいから眺めがいいよ…」



日向の持ってきた荷物を、はじに置いて、
窓辺に誘った



ここからは、東京タワーも、新宿の高層ビルも
見える、最高の眺めだ





「わぁ、」

予想通りの反応



「すごーい」

だよね、日向の見た事ない世界でしょ？





裕「夜は夜景が綺麗なんだ、今度見せたいな」




「…え、」




裕「ガヤだって、泊まりの出張とかあるでしょ？」

意味深に呟いた








「でも、空が…」




裕「預ければいいじゃん、実家に。今日みたいに」





「……」






.






.





.






裕「日向と見たいな、夜景…」



そう言うと、窓辺に立つ日向を後ろから
抱きしめた

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