2番目。

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裕「そんな事、言わないで？」









え…






裕「俺のこと….拒絶しないでよ？」







裕「嫌だよ？別れるなんて…」







「…裕太…」


背中に回した腕に力が籠る

まるで、離さない、とでも言うように






裕「……別れるのなんて嫌だ」








もういい、そう言って

切り捨てられると思ってた




貴方は、マイペースで、自分の気持ちに正直

そして…飽きっぽい






今度の事だって

私に飽きたんだと思ってた





1番の人がいれば、私なんていらないと思ったのに。









裕「お願い…」






裕「俺を捨てないで？」







白くて綺麗な指先が、肩を掴んで身体を離して

そして

長い睫毛に透明な雫を光らせた裕太の瞳が
私を見据える







裕「お願いだよ、A？」







裕「俺の側にいて？」







裕「ね、A？」




縋るように繰り返す言葉が、私の心を温めていく




私は…

裕太に必要なんだ

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