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裕「怖っ…」
肩を竦めて、目を見開いた裕太
裕「らしくない〜」
少しだけ、口角が上がり、小馬鹿にしたように
笑った、その後…
側のサイドテーブルの上の灰皿に押し付けた煙草
形がないくらいに押さえつけられたその残骸が、
激昂した裕太の感情を顕してた
裕「らしくない」
ぎゅ、
跡形もなく潰されたその残骸
裕「Aに、そんな事言う権利ないから」
冷たい瞳にぞくっとした
裕「お前に、選ぶ権利なんかないから」
真っ直ぐ、射るように見据えたオトコの眼
裕「生意気な事言うな」
.
.
.
さっきまでの威勢は、泡のように弾けた
優位だと思っていた場所は、逆転した
何故か、って
それは
.
.
.
裕「いい加減にしろ」
初めて見る裕太だった、から
怒りで、激昂し、強い視線と言葉で相手を威圧する…
初めて見る裕太の一面だった、から
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作者名：トウコ
| 作成日時：2020年6月21日 6時
