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あいすくりーむ 88 ページ48
一命は取り止めたけど、
意識は戻らず、危険な状態が続いた
このまま、彼女を失うかも知れない
そんな不安の中に俺はいた
それでも
止まっていた撮影やプロジェクトが再開して
俺の仕事は多忙だった
勿論、Aは、集中治療室だから
面会に行ったから、っておいそれと逢えるわけでは
ない、しかも、このコロナの時期だ
でも…
それでも
仕事に集中出来るだけの気力がなかった
夜は眠れず、食事も食べる気が起きなくて…
少しでも気を緩めるとAの事が気になって
ミスを連発した
事情を知ってるマネージャーとメンバーは
いくらは、理解してくれたかも知れないけと
プロとしては失格だ
.
.
このままじゃ、皆んなに迷惑をかける
.
.
そんな時だった
例の記事が、前触れもなく写真誌に掲載された
ガヤとAのこと
俺とAのこと
マンションでA一人を直撃した時のこと
そして、更に
救急車騒ぎ
事務所も押さえきれなくなった全ての写真や記事が
週刊誌に掲載された
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作者名：トウコ
| 作成日時：2020年6月7日 9時
