あいすくりーむ 80 ページ40
一度起きてくれると嬉しいな
そう思ってたのに
Aは、翌朝俺が仕事に行く時間に
なっても目を覚まさなかった
裕「A…」
裕「A?」
寝起きの悪いAの事だ
無理矢理起こせば、激おこになるのは
目を見えてる
でも、今朝は
少しでも、話をしたい
昨日…様子がおかしかったから
また、一人にして、フラフラ出ていかれるのが心配だ
裕「A?」
もう一度、声をかけた
「…ん、、、」
裕「仕事、行ってくるよ」
「…?もう、そんな時間?」
裕「ん、笑」
「…行っちゃうの?」
裕「うん、時間ギリギリだ、笑」
「…そ….っか、」
何だよ、そんな寂しそうな顔しないでよ
出掛けられなくなっちゃうだろ
「…行っちゃうの?」
ちょっとへの字になった唇が、可愛い
裕「ごめん、行かなきゃ」
「……だよ、ね…お仕事、だもん」
裕「今日は、夕方には終わるよ、早く帰る」
「本当?」
いつもは、こんな風に俺を頼ったりしないのに…まだ、不安なのかな
裕「ん、一緒に夕飯食べよ?俺作るから」
「……ん、、、」
裕「だから」
「?」
裕「どこにも行かないで待っててね?」
「…どこにも?」
裕「ん、どこにも行かないで…」
.
.
「分かった、おうちで待ってるね」
裕「ん、いー子だ、笑」
裕「美味しいあいすくりーむ、買ってくる」
「…笑」
「…ありがとう、裕太…」
裕「じゃあ、行ってくる…」
「ん…」
裕「ちゅ、は?」
「…ん、」
ちゅ
140人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トウコ | 作成日時:2020年6月7日 9時