あいすくりーむ 66 ページ26
LINEが光って
藤ヶ谷さんから
〉今日はごめん
あのことは…内緒にして欲しい
なかったことにして欲しい
俺も、玉に言わないから
あのこと…って、キスのこと?
〉もう、逢わない
君と玉の関係を壊す気はないから
全部忘れて
.
.
.
忘れて、なかったことに出来れば
どんなにいいか
出来ることなら、そうしたい
何ごともなかったように
裕太に甘えて、今まで通り愛されて
そう出来たら
〉玉を傷つけたくない
都合のいい言い方だと思った
そうすれば、自分は悪者にならずに済む
卑怯な人
.
.
ぎゅ、手にした紙袋を握りしめた
こんなの持って来なきゃ良かった
藤ヶ谷さんなんか、頼らなきゃ良かった
裕「A?着いたよ」
気がつくと、マンションの地下駐車場だった
裕「行くよ?」
ゆらゆら揺れてる裕太の瞳は、不安の色に満ちてる
私が、裕太を苦しめてる
「……行かない…」
裕「?」
「…私…行けないよ…」
裕「どうした?」
「…裕太に心配かけて、迷惑かけて…」
「…私…」
「…これ以上裕太に甘えちゃいけない…」
裕「何で?」
裕「いいじゃん、恋人同士でしょ?」
裕「甘えてよ、わがまま言ってよ…
今まで通り…」
「…でも」
裕「何も変わってないでしょ?俺とA…」
裕「今朝と何も変わってない」
裕「そうだよね?」
裕「それとも………」
「……」
裕「ガヤに何かされたの?」
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作者名:トウコ | 作成日時:2020年6月7日 9時