幻夢（仮題）短編集 3

あいすくりーむ　52 ページ12

そういう…こと？



もしかして…

あいすくりーむも？



てゆうか、今までの連絡も？

全部…玉の事を知る為に？







「…あの…」




「私…、あんまりそういうの分からなくて…」





そうだ、玉が言ってた

なかなか"デキない"って

奥手なんだ、って






「…裕太…つまんないかな、って…」





「でも、わからないし…恥ずかしいし…」




「きっと、裕太は物足りないんだろうな、って」





「あの…それで…」






ちょい？待って…


太「Aちゃん…！」



「はい」


太「あいすくりーむ垂れてる！」




「…え！」



「きゃあぁ〜！！」





幸い、車のシートは無事だったけど
彼女の服には、見事なあいすくりーむのシミ





「…はぁ、ショック…」


ほんとだね、
楽しみに？してたあいすくりーむだもんね





「…ドジだな…」




しゅん⤵⤵

あら、可愛い…

凹むと、八の字眉とアヒルさん唇になるんだね





なんか、可愛い…







「…ダメな子なんです、、、私…」



え？

嘘

そんなに落ち込む？




いや、大丈夫

あいすくりーむ垂らすくらい、"あり"だよ？

良くあることだよ？



Aちゃん？



「….ダメだな…」



「裕太に…嫌われちゃう…」





嘘でしょ

泣かないで




ちょっと…待って




可愛すぎるから、泣かないで

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