幻夢（仮題）短編集 3

あいすくりーむ　51 ページ11

終わった…

俺と玉の関係は終わった






.





.






「行きましょ！あいすくりーむ屋さん！」




はいはい

もう、どうとでもなれ





それから、表参道のあいすくりーむ屋で
テイクアウト

流石に店では食べれないしな






太「食べながら帰ろう、送ってくよ」




あれからも何度か、俺のスマホが鳴ってる

彼女は、電源を切ったみたいだ





早く、玉を安心させてやりたい





「….藤ヶ谷さん」





太「んー？」

車のエンジンをかけたその時、今までとは
違う声色の彼女が言った





「あの…」






「もう一軒….行きたい所があるんですけど」




え？

てか、珍しくしおらしいじゃん




太「どこ？」




タピオカ？

さっさと行って、玉んとこへ……




.






.






「下着…選びたいの…」




ふーん、下着

下着！？



(O_O)


はい〜？





「一緒に…選んで欲しいの」





下着を？





「あの…」





「お願いです…」


真っ赤になって俯いたAちゃん





.






.






.





それって…どういうこと？




男と下着選びなんてなかなかないよ

昔、キスブサでやったことあるけど
普通はないでしょ？


しかも俺と君…彼カノじゃないし







「…あの…」





？





「…そそるのとか…」




「喜んで貰えるのが…欲しいんです…」



はぁ？

何言ってるか、分かってる？


俺…恥ずかしーー






！









あ！！



太「それ…って、」






「…はい」

(〃ω〃)



「…裕太に…喜んで欲しいんです…」

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