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裕太side
「パパ…」
「パパ？」
裕「あ、ごめ、…」
「パパの番だよーー！何、見てるの？」
桃果に覗き込まれて我に帰って、二人の間の
オセロ盤に目を落とす
「…また、ママ見てたでしょ！！」
裕「ごめ、ごめんって…」
慌てて、オセロ盤上に置いた黒いポイント
黒…か、
.
.
.
.
ふと、一年前の事を思い出した
まだ、幼くお喋りも拙かった桃果
そして、二人目の妊娠
嬉しさと同時に頭をもたげたずっと心の中にある
疑念
ー桃果は…誰の子？
このまま、二人目が生まれた時
俺は、桃果と生まれで来る子を同じように愛せるの
だろうか
桃果は…
ガヤの子じゃないのか、ずっとそう疑ってるのに
その疑念を振り払うには…調べて白黒つけるしかないのか…
そして
調べるなら…今しかない
闇に繋がる人間を紹介してもらって、俺と桃果の髪を託した
.
.
そして…結果は…黒
そう、桃果は、間違いなく俺の子供だった
俺とAの子供
「ママー、またパパが見惚れてますよ〜」
年々おしゃまになっていく桃果が、俺を茶化す
裕「桃果！」
そんな桃果を間に挟んで、息子を抱いたAと
俺の視線が繋がる
ガヤが最後にこの家を訪れた日から、
Aは、ずっと穏やかで優しい
その視線は、一度も他に向く事なく俺と桃果に
注がれて来た
俺は…愛しい人を永遠に手に入れたんだ
「….パパは、ママを愛してるの？」
くりん、と瞳を輝かせて桃果が聞いた
裕「…勿論だよ、」
「ママは？ママもパパを愛してる？」
愛してる、なんて言葉どこで覚えたんだろう…
桃果に聞かれて
Aが、ふわり微笑む
「…勿論だよ、
ママは…パパを、パパだけを愛してる」
その言葉を聞いて満足そうにふにゃん、と
笑った桃果
まぁ、その顔…俺にそっくりだよな
間違いなく俺の子供だわ
「…ラブラブだね〜」
裕「そうだよ、パパとママはラブラブ〜」
.
.
.
.
あの時、
俺と桃果のDNA検査の事をミツに相談して良かった
そうでなければ
俺はまだ、ガヤの影を感じながら生きてだかも知れない
ミツのおかげだよ
俺たち家族が幸せになれたのは…
感謝しかない
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りさ - そうですね(*^▽^*)紅白楽しみですね (2019年11月16日 2時) (
レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - りささん» 本当ですぅ〜。笑。祝！紅白ですね^_^ (2019年11月15日 5時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 私も長くなる予感がします(≧▽≦) (2019年11月15日 0時) (レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - ちょこさん» 挨拶なんて…気にしないでくださいね。コメント頂けて凄く嬉しいです^_^暗くて重い話ばかりですが、楽しんで頂けてるみたいで良かったです。少ししか更新出来なくてごめんなさいです。あ、でもキスマイ紅白決まりましたね(*´-`) (2019年11月14日 20時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - こんばんは！ごめんなさい。初めましてです。挨拶なくいきなりコメントごめんなさい。今朝、更新していただきありがとうございました。トウコさんの小説大好きです。本当にありがとうございます。 (2019年11月14日 19時) (レス) id: eb27eea20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年10月27日 7時
