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渉side
元々、俺は…
彼女…Aちゃんが嫌いだった
太輔と初めて行った青山のグリーンショップで
逢った時も、なんとも言えない嫌な予感がした
何かが起こるかも
そして、予想通り…
彼女はよりによって、太輔と裕太、仲間だった二人の
心も身体も虜にした
結婚式なんて出たくなかった
冷静に考えたら、太輔と裕太との間で、
二人との関係が重なってたのは分かってた
よくもまぁ、
しゃあしゃあとメンバー呼んで結婚式なんて出来た
な、って思ってた
あの日、玉が席を外した時だって、
太輔と二人きりになってたのに、俺だけは気づいてた
きちんと別れたと思ったけど…
もしかして、あの時も繋がってたのか
いつまで経っても、彼女を忘れられない太輔
だから、最後の手段として、
桃果ちゃんのお披露目に太輔を連れて行ったんだ
太輔にきちんと現実を見て、気持ちにケリをつけて
欲しかったから
それなのに
Aちゃんも桃果ちゃんも、
思ったよりずっとナィーブで繊細で、
特に桃果ちゃんは、大人たちの微妙な関係性を感じ
とってた
.
.
でも、
パニックになったAちゃんの存在は
太輔に彼女を諦めさせるのに、いい材料だった
誰よりも彼女と桃果ちゃんの幸せを願ってた太輔
そんな太輔に彼女を諦めるよう、繰り返し繰り返し
説得した
それが、何より二人の幸せなのだ、と。
アルコールを浴びるように飲んで
子供のように泣く太輔を見るのは辛かったけど
でも、それが太輔の為だと思って耐えた
これが出来るのは俺しかいない、って…
そして…
もう殆ど意識のなくなった太輔が出したもの
大切にしまわれた一本の髪の毛
すぐに、あの日太輔の服に絡んだ桃果ちゃんの髪だと分かった
そして…
それを持ってる太輔が、いつかやるであろうことが
頭に浮かんだ
この髪を持ってる限り…
太輔は、Aちゃんから離れることは出来ない
この髪を…捨ててしまえば…
いや、でもなくなったとなると太輔が、俺を疑う
他の誰かのものと代えれば…？
俺のは…
太いし、黒い
でも、こんな夜中に
それらしき髪なんて…用意出来ない
どうすれば…
.
.
.
悩んだ末に
俺は、結局ミツに電話した
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りさ - そうですね(*^▽^*)紅白楽しみですね (2019年11月16日 2時) (
レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - りささん» 本当ですぅ〜。笑。祝！紅白ですね^_^ (2019年11月15日 5時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 私も長くなる予感がします(≧▽≦) (2019年11月15日 0時) (レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - ちょこさん» 挨拶なんて…気にしないでくださいね。コメント頂けて凄く嬉しいです^_^暗くて重い話ばかりですが、楽しんで頂けてるみたいで良かったです。少ししか更新出来なくてごめんなさいです。あ、でもキスマイ紅白決まりましたね(*´-`) (2019年11月14日 20時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - こんばんは！ごめんなさい。初めましてです。挨拶なくいきなりコメントごめんなさい。今朝、更新していただきありがとうございました。トウコさんの小説大好きです。本当にありがとうございます。 (2019年11月14日 19時) (レス) id: eb27eea20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年10月27日 7時
