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太輔side
一睡も出来ないまま、朝を迎えた
この部屋も…
早く処分しないとな
そう思いながら、天井を見上げた
Aの熱を感じながら、何度も見上げた天井
愛し合った朝も、そうでなかった朝も
腕の中で静かに眠るA、その存在があるだけで
幸せだった
あの日
Aをキッチンで無理矢理抱いた日
何故、このベッドでAを抱けなかったんだろう
俺を裏切り、玉の所に行ったAを許せなくて
どうしても、抱け…なかったあの夜
あの夜、Aを許してさえいれば…
.
.
あの時、暗闇の中で浮かび上がった背中のほくろ
あのほくろが、大好きだった
俺しか知らない、Aさえ知らない
秘密の場所
ソコにキスを落としながら
そのまま、脇の下から胸へと愛すのが好きだった
それを見た時
ふと思ってしまったんだ
玉も…ここを愛したのか、って
玉にも、同じように愛されて
同じように、鳴いたの…って
だから…
あの夜、俺はどうしてもAを受け入れられ
なかった
そして…翌朝
あんな酷いことを…
.
.
.
そんな事を今朝、思い出したせいかも知れない
キスブサで…
玉もいるのに…
しかも、今日
昨日、俺とAと再会したばかりで
玉だってナーバスになってる、ってわかってたのに
でも
無理だった
想いが…行動をセーブ出来なかった
いや、玉に知らしめたい…
そんな嫉妬心がなかったとは言えない
玉の妻になり
あの子を抱いたA
玉の隣に寄り添い
その微笑みは、いつも玉に向けられる
玉は…
Aも、あの子、桃果ちゃんも手にいれたのに
俺には…何もない
何ひとつ…
.
.
.
渉「太輔…」
渉「太輔！」
太「あ、ごめ…」
いつの間にか、隣に座ってた渉
渉「終わったぞ…」
あ…
全然気づかなかった
ミツも戻って来てるし、
玉はもう次の仕事に移動したらしい
スタッフさんも撤収し始めてる
渉「今日、もう終わりだろ？」
太「あ、うん…」
渉「飯でも行こう」
太「あ、いや、でも…食欲な…い」
渉「だからだ」
？
渉「昨夜、寝てないんだろ？」
…、
渉「….食わないと、倒れるぞ」
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りさ - そうですね(*^▽^*)紅白楽しみですね (2019年11月16日 2時) (
レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - りささん» 本当ですぅ〜。笑。祝！紅白ですね^_^ (2019年11月15日 5時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 私も長くなる予感がします(≧▽≦) (2019年11月15日 0時) (レス) id: 633db925ae (このIDを非表示/違反報告)
トウコ(プロフ) - ちょこさん» 挨拶なんて…気にしないでくださいね。コメント頂けて凄く嬉しいです^_^暗くて重い話ばかりですが、楽しんで頂けてるみたいで良かったです。少ししか更新出来なくてごめんなさいです。あ、でもキスマイ紅白決まりましたね(*´-`) (2019年11月14日 20時) (レス) id: 766bda6b5d (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - こんばんは！ごめんなさい。初めましてです。挨拶なくいきなりコメントごめんなさい。今朝、更新していただきありがとうございました。トウコさんの小説大好きです。本当にありがとうございます。 (2019年11月14日 19時) (レス) id: eb27eea20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トウコ
| 作成日時：2019年10月27日 7時
