贖罪 2

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太「A…」







太「俺の…大切な人…」







太「愛してやまない人…」






太「…自分よりも大事にしたい人」





.







.








太「A…」


太「A、君を…」





.





.








太「失ってしまった…」








.






.







太「だからさ、最後に…」



太「サせてよ」







「……太輔…？」







太「舞台やってる間、Aのことばっか考えてたんだ…」








太「Aを愛したい、って」








太「頼むよ、サせてよ」







「…何、言ってるの…太輔…」






「言ってること分かってる？」







「…太輔、おかしいよ…」







！！





太「何が…おかしい？」




床に押さえつけらた身体の真横に落ちてきたのは
太輔の拳







「…きゃ！！」







太「A、お前のせいだよ…」






…太輔








太「全部、全部お前のせい…」








太「お前が…」



太「俺の運命を…」






太「玉の人生を…」







太「そう、二人の人生を狂わせた…」







私の…


せい？







太「Aに出逢わなければ、俺も玉も
こんなに苦しまなかった…」







太「玉だって…、誰の子か分からない子の父親に
なんてならなくて済んだんだ…」







「…私の…せい…」








「…私が…」








「悪かった…の…？」








太「そうだよ、お前が…」







太「二人の間をふらふらしてるから…」








太「俺たちの運命をめちゃくちゃにしたんだ！」






私は





.





.






二人の運命を狂わせ

めちゃくちゃにした






太「お前のせい…」









太「全部、お前が悪いんだ！」

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